うれしはずかしウマシカ日記

車とバイクに振り回される日々をしたためる。名前はまだ与えられておりませぬが、ウマとシカと書くのが適当かと思われます。

面倒なものが好き? 超面倒くさいカメラ

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自分が愛するカメラの中に、HASSELBLAD SWCというものがありまして。レンズにフィルムを収める暗箱がついているだけのカメラがある。ブローニーフィルムという、いわゆる中判用のフィルムを入れて撮るのだが・・これが非常に面倒くさい。上についている覗き窓から「だいたいの写る範囲を見て」、シャッターを切る。ちなみに覗き窓からはピントが合ってるかはわからない。レンズに付いているリングを回して「おおよそこれぐらいの距離かな?」とリングに記載された距離を見て合わせて撮影。ひどいでしょ?


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そんなんじゃ、まともに撮影できるかえ!・・というわけで、フィルムが入ったホルダーを取り外し、スクリーンガラスのついた板に、別途覗き窓をつけて、実際にフィルム面に写る像を覗き込む。このカメラ、レンズにシャッターが付いているので、シャッターを開けっ放しにすると、実際に写る像の範囲と、ピントがどこに合ってるかが確認できる。この段階でフレーミングが完了、ピントチェックが完了。実際に撮影するには、(1)このガラスと覗き窓を取り外して(2)フィルムが入ったホルダーを取り付け直し、(3)シャッター速度と絞りを設定し(4)フィルムホルダーの遮光板を抜き(5)実際にシャッターを切る・・という果てしない面倒くささ。ちなみに、上に取り付けている「単なる覗き窓」でフレームを決め、ピントを目測(要は目分量。笑)で撮影するなら、このスクリーンガラス云々の工程は不要。ちゃんと撮りたければ、という話。

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ちなみに、スクリーンガラスを覗き込み、実際に写る像をデジカメで接写するとこんな感じ。かなり寄ることが出来て、あげくピントの範囲が狭いのがよくわかる。これを目分量で撮れというのが、このカメラの基本スタンス。アホか。笑

大変大変めんどうくさいカメラなのですが、サイコロステーキ(?)、ルービックキューブのようなコロッコロのルックスと、このバカバカしさが愛おしいカメラ。

写り? そう、この道具の唯一の美点。写りが最高のカメラというかレンズ。世の中、面倒なことからしか得られるものは無いのです。・・・いや、そんなことはない。

最近のデジタルカメラで、写るだの写らないだのゴチャゴチャ言うべからず。シャッターをポチンと押せばすぐ写るじゃないか。なにを文句ぬかすことがある(笑