うれしはずかしウマシカ日記

車とバイクに振り回される日々をしたためる。名前はまだ与えられておりませぬが、ウマとシカと書くのが適当かと思われます。

BMW R1200RT(LC) 試乗

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この間BMW K1600GTの検査を通した。その際営業さんに「RTの試乗車ありませんか?」と聞いたら「用意します!」とのこと。いやいやそこまでしなくていいのだけどなあと思いつつ車両を引き取って店を後にした。後日電話が来て「用意できました!」とな。本日三連休の真ん中、しかし事務所で事務仕事中。。今日ぐらいしか試乗の機会がないので合間を縫ってお店へ。

説明もソコソコに、跨がってみる。こりゃ軽い!軽いって言ったってK1600GTと比べての話だけど。しかしK1600GTは身長183CM、割とケンカ強そうに見える自分でも取り回しは緊張する。跨がりつつじゃないと、押して移動なんてしたくない。R1200RTなら、降りて押せる。

「K1600GTほど極低速は強くないですから、エンスト気をつけてください」と言われた。イグニッションはなんとキーレス!なんか車みたいだ。。ほどなくエンジンスタート、ほほっアイドルに鼓動感!なんだか久しぶり。クラッチを繋ぐとするすると動き出す。特にスロットルは捻った気はしなかったが。全然十分じゃん!極低速。そりゃK1600GTの「オートマですか?」という雰囲気ではないが。

手の内に入るサイズ、入らないサイズ

ホイールベースがK1600GTに比べて短い。K1600GTは何処まで行っても自分の身体と距離が縮まらないが、R1200RTは手の内に入る感がある。これって凄く重要!

K1600GTは、走り出すとウソのようにヒラヒラ舞えるのだが、手の内に入る感じがないので、どうしても実感はヨソに「大きい奴」と頭にこびりついたままなのだ。走ってれば決してそんなことないんだろうけども、不思議な話。実際問題として、寸法を比べるとそう大した違いはないのだ。人にもよると思うのだが、全長たった10cmの違いが手に余る感じを醸し出してしまう。自分の身長でコレだから、大半の人達はK1600GTを小型ボートのように思うだろう(笑)繰り返すけど、走ると全然別物なのだが。。

用意された試乗車が、K1600GTと同じカラー。しかも走り出すと、妙に足の動きが渋い。路面の継ぎ目を踏んだ瞬間のフィールに角がある。おかしいなあと、オドメーターを見たら2KM!なんとサラ(新車)じゃないですか! 絶対自分に買わせる気だな、営業さんよ!

進化を感じる水空冷のフラットツイン、各部のタッチも上質に

サラでこれだけ極低速から低速までのフィールがよいとなると、距離が出ればもっとよくなるはず。空冷時代のフラットツインには乗ったことがあるけども、もっとザラっとした印象だった。とりあえずサラを用意してくれたなら、皮剥きぐらいしましょうと、首都高を大きくグルッと一周することに。それはそうと、シフトフィールが上質になったのに感心した。BMWといえばギヤシフトは「バコン!」と農耕機か!といったフィールだったのだが、随分一般的なシフトフィールになったもんだ。スッパスパ寝て、ライダーに「走れるぜ!」といった無類かつ抜群の安心を与えてくれるライドフィールには感心するものの、各部の操作系はどうにも無骨というか、気を配らなさすぎといった印象だった。たとえばギヤダウンする際にブリップする。するとレスポンスが変。制御が入ってわざと鈍かったり。なんというか、ライダーに勝手なことをさせないといった印象だった。それが変われば変わるもんだ。タッチの類いも上質になったし、ライダーからの入力に対して、実にニュートラルなレスポンス。このあたりはK1600GTには未だ無いところだ。

 

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スタイリング、そしてしつこく寸法の話

K1600GTと変わらないだろ!と思うかもしれない。しかし10cmも違うと、確実に小さく見える。それでも一般的な背格好の人にはデカイかも。自分にはこの10cmの違いがデカイ。恐らく自分の許容サイズを超えてしまってるのだ、K1600GTは。寸法以上に激変するのがホイールベース。13cmもRTのほうが短い。これぐらい変わると全然別物!

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ヘッドライトはK1600GTとよく似たもの。しかしフクロウ感は減った。なんとかならんのかと思ってるところで、これはいいね!(笑)この色だとフクロウ感がかなり残るのだが、不思議に白だとさらにフクロウ感が目減りする。乗り換えるなら白だな(笑)

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こちらが白。四輪でお馴染みのアルピンホワイトらしい。フクロウ感いかがでしょうか(笑)

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こちらK1600GTL。どうもこの顔が気に入らないのだけど、カウルと含めてごっついフクロウ(笑)R1200RTは、少しシュッとしてどちらかというと猫感が。

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サラにもかかわらず、ブレーキのタッチに感じ入った。カチっとして、しかし幅があって、実に気持ちよいブレーキ。フラットツインは、このカラーリングだけブラックアウトされるようだ。

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日本仕様はローシートが標準で、K1600GTも同様。なので自分のは納車時にハイシートに交換してある。ロー、スタンダード、ハイとあるが、ローとハイでは6-7CMシート高が変わる。今日たった70km程度走ったにも関わらず、お尻が痛くなった。こりゃ問答無用でハイシートに交換でしょう、買うなら。

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キー穴がない。。このあたりは車のスマートキーと同じようなもの。装備面はK1600GTと殆ど変わらない。グリップヒーター、シートヒーター、シガー電源が取れて、オーディオ、クルコン等々。唯一違うのは、ヘッドライト。RTはハロゲン、GTはLEDでアダプティブ。ハロゲンで十分。。。

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首都高を一周に、市街地をちょこっと。お店に到着、返却。

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乗り換えるなら白かねー。一番人気らしい。

 

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で、どうなのか。

K1600GTは、走り出してしまえば、たとえ時速4KMでも大きさや重さの話で悩むようなことはない。ただエンジン停止での引き回し、うっかり勾配のついた場所に停めてしまったら・・という不安、このあたりに「・・・。」というのが常にプレッシャーを与えてくる。走りそのものは素晴らしく、ツアラーとしての装備面や資質については言うことなし。6発のフィールも素晴らしいし、パワー&トルクも素晴らしい。パワーデリバリー自体もよく調教されていて、とても扱いやすい。ギヤボックスがライダーに近いあたりにあるので、常にヒュインヒュインといったギヤ音が聞こえるのが難点だが。

R1200RTは、ともかく気楽!一般的なバイクよりは重いが、見当違いなほど重くはない。適度な鼓動感が気分がよいし、K1600GTのように6速入れっぱなしといったわけにはいかずこまめなシフトが必要だが、まあそれは一般的なバイクはみんなそう。K1600GTが異常。ともかくホイールベースの短さが、ぐっと自分にバイクを近づけてくれる。

正直、、、どちらも素晴らしいバイクだ。K1600GTがどちらかというと「乗せられる」バイク。R1200RTは自分で操る楽しさがあるツアラーだ。もちろんK1600GTでも鞭を入れて振り回せないことはない。しかし、どちらかというとバイク任せにできる限りリラックスして乗るほうがキャラにあってる。

どうなんだろうねえ、500kmぐらいのロングランで乗り比べればサクッと「こっち!」ってなるのかもしれないし、案外、どっちもいいや!となるのかも。わからない。

ただ不思議と、R1200RTと遠くまで走ってみたい気にはなる。そんな機会を重ねたいと。ハーレー然り、長距離にはツインの鼓動感なのかね??そしてR1200RTは、あのBMWが作るバイクだ。下手なスーパースポーツより実質的に速く走れそうな勢い。

ん〜どうしようかね。乗り換えるにしても新車というつもりはないので、大した追い金は必要無いのだが。ん〜。それほどどっちもいいや。しかし、BMWってのは大したもんだ。車の世界のポルシェとある種相通じるモノがある。

そうそう、R1200RTは、もうこれ1台でいいや!という感じがある。K1600GTはさすがに(笑)K1600GTの現行モデルはバックギヤがついたそうだ。そりゃそうでしょうよ。