記憶に残るお店

f:id:thambar:20190626085141j:plain

懐かしい写真が出てきた。ランチア・デルタをガレージから出す奥さん、見守る旦那さん。とあるペンションを経営していたお二人。なかなかな趣味人のお二人で、ラリーにもよく参戦していた。

実に素晴らしいペンションで、料理は美味いし、宿の雰囲気もよい。付近にはたくさんのペンションがあるが、その寄り合い的空気に乗る感じがまったくない。まあ往々にして足の引っ張り合い的なものもあるのだろうけど、そんなのから無縁の宿だった。また宿の手配に様々なネットのサービス等があるが、そんなものにもまったく無頓着。手作りのホームページがある程度だった。

ペンションといえば、ホテルと違って多少なりともオーナーの生活の場に入り込むような宿である。したがって多少のコミュニケーションは起きる。しかしこの宿は、いつも絶妙な距離感でゲストをもてなしてくれた。

いつか泊まったときに珍しく話し込み、いつしか車の話になった。そしてこのデルタを見せてくれた。いわゆるエボIIで、素晴らしく程度のよい個体だった。ガレージから車を出すのが奥さんというのがまたいい。ひとしきり程度の良さを満面の笑みで説明してくれたのも奥さんだ。

ふと宿のことを思い出して調べてみると、どうやら閉業したらしい。宿の名前なんだったかな??と思うぐらい、久しくお世話になっていない。残念だなあと思うし、なぜ閉店したのか心配にはなるのだけれど、きっと二人で山に川にラリーにと楽しんでることだろう。この地域は外国からのお客さんが激増したし、ひょっとするとこのお二人のことだから、面倒になって閉めたのかもしれない。ご自分達の商売に関しても、よい意味で、いい距離感を持つ人達だったので。

自分が通うお店とは、こんな感じのところが多い。記憶に残るお店。

 

最後のアナログマシン

f:id:thambar:20190625195009j:plain

DUCATI DESMOSEDICI RR

アナログマシンといっても、姿勢制御の話。トラクションコントロール、ウィリーコントロール、ABS、この類いが一切無い。それでいて200馬力を超えるのだから、おっかない話だ。

このバイクについてはいろんな情報があるだろうから割愛するが、一言でいえば他とはちょっと違う空気を纏う。出自がmotoGPマシンということもあるのだろうけど、いずれにせよ、もう2度と出そうにないバイクだ。

200馬力といっても今のバイクの方が全然速い。乗ってみると不思議と怖さを感じさせないバイク。もちろん限界のゲの字も覗けないのだけども。

DUCATIのV4といえば、現行のスーパーバイクがV4になった。SBKでもmotoGPからスイッチしたアルバロ・バウティスタがパニガーレV4Rで勝ちまくっている。ちょっと乗ってみたい気がするけど、きっと乗りやすくなってるんだろうな。自分の腕が上がったように感じるほどに。進化ってそういうもんだ。

セディチが出た時、GPマシン同様のフロントフォークに興奮したもんだ。スゲー!と(笑)ん? この脚が使いこなせるほどの腕はありません。眺めて飯が食えればOK!

船旅とピーピー

f:id:thambar:20190625035342j:plain

久方ぶりにカーフェリーに乗ってきた。苫小牧から大洗まで14時間かな? あいにくな天候でそこそこ揺れたけども、船はやはり楽しい。小さい頃に乗って以来、乗ったら沈むぐらいに思ってた相方(笑)想像以上に楽しかったようでなにより。天気がよかったらなあ、、甲板で見る日の入り・日の出を見せてやりたかった。あれほど染みいる景色はないから。

カーフェリーといっても、自分が乗ってきたのはバイクで。若い頃大阪に住んでいて、実家の九州に戻るのによくフェリーに乗った。陸を走って下道で帰るのと大して変わらない金額で帰ることができたから。それでも数千円は違うから、フェリーに乗るのは贅沢だったなあ。当然、二等の雑魚寝。レストランで飯を食うなんてお金は無いから、ひたすらカップラーメン。航行中はひたすら本を読んでた。

乗船・下船ともに、車両甲板にバイクで乗り入れるのは毎度興奮した。独特の匂い、騒音、誘導してくれる船員さん、長い階段を客室フロアまで登る最中、これから長い時間を海の上で過ごすのにワクワクしたもんだ。特に下船するときの、あの「着いた!」という感じが好きで。下船後は無駄にすっ飛ばしたもんだ。

サラリーマン時代はローン四重奏?的な借金地獄(車とバイク)だったし、若くから会社を始めたので、まあとにかく極貧。だからこそ何をやるにしても手間暇掛かること以外選択肢がなかった。自分の手間暇はタダなんで。

いまでこそ長い時間かけて移動するなんて最高の贅沢だなんて思えるけれど、フツーに飛行機に乗りたかったあの頃。相方と一緒に乗ったので、個室を取った。一人だったらどうだろう、せいぜい2等寝台だなー。

うちのオカンに「出世したど!」と報告したい気分であります(笑)